2007年2月27日火曜日

ドトールにいたタトゥー娘

僕は原宿駅前のドトールでちょっと遅めの昼食を摂っていた。
ちょうど土曜日ということもあり、原宿はどこも人であふれかえっていた。
そのドトールはワンフロアだけの小さな店で、しかし喫煙エリアが比較的広いせいか、いつも混み合っていた。

ちょうど僕の隣の席が空き、そこへ若い女がカフェラテを持ってやって来た。
背は160センチくらい。ブルーのカジュアルなジャケットに同系色のスリットの入ったスカート。ロングヘアーでCDウォークマンを聞いている。
最近はみなiPod等のシリコンオーディオが主流なので、今時CDウォークマンか、とちょっと興味をそそられる。あるいはお気に入りのCDなのかも知れない。こちらへ来る時に垣間見た彼女の顔はずいぶん幼い印象で高校生みたいだった。着ている服とはなんとなくそぐわない。

カウンターで店員がナントカサンドをお待ちのお客様、と呼んだかと思うと、隣の彼女が立ち上がって取りに行った。
手を伸ばしナントカサンドを取ろうとした時、彼女の背中が少し見えた。
ジャケットとスカートの間の20センチほどの素肌はとても白く、そしてタトゥーが彫られていた。
一瞬のことだったので何のタトゥーかは判然としないが、垣間見えたその形状は明らかに上下に伸びている。おそらく背中から尻にかけて彫られているのだろう。
俄然興味が沸いてくる。一体どんな絵柄なのだろう。

若い子の間でタトゥーが流行っているということは知っているし、僕の知り合いの何人かも腕とかおへその辺りに彫っている。東京でも多くの若者がタトゥーをしているの見ている。しかしいずれも小さなもので、この彼女ほどのタトゥーはまだ見たことがない。

日本古来の刺青ならば、以前は銭湯へ行けばその筋の人やテキヤのおじさんたちのものは見たことがある。
背中一面に彫られた見事な唐獅子牡丹も一度だけだか小学生の時に見た。
だがいずれも男のものだ。女性で刺青をしているのはその筋の姉さんに限られるだろうから、ある種のビデオ映像や写真でしか存在を知らない。女性の刺青にはかなりエロティックなイメージがある。背徳的な感じがする。
それにひきかえ、タトゥーにはそれほどのセックスアピールを感じたことがない。海外のエロビデオなんかに出演している女優などもタトゥーをしていることが多いが、そんな映像を見ても、タトゥーそのものにはあまりそそられない。

しかし、この時の彼女のタトゥーに、僕は興奮していた。
ドトールに彼女は30分ほどいただろうか。
CDを聞くのをやめて携帯でメールを打ったりしていたが、やがて長い髪を揺らして店を出て行った。
今も彼女の後姿が忘れられない。

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