2013年4月4日木曜日

MLB通信:ダルビッシュ快挙達成逃す


『MLB通信:ダルビッシュ快挙達成逃す』

ダルビッシュがアストロズ戦に今季初登板し、圧巻の投球で8回2/3まで完全試合でしたが、残念ながらあとアウト一つというところで、27人目の打者にヒットを打たれ、快挙達成は夢と終わりました。

投球数は111球と理想的で、というより完全試合をしようかという投球内容ですから、球数は少ないのが当然ですが、それでも三振を14個も奪っていますので、投球数は増えるものです。

今日の試合もダルビッシュは完璧という内容ではありませんでした。制球に苦しむ場面が多々あり、無駄なボールが多く再々フルカウントになっていました。その割に球数が少なかったのは、三振以外は相手が早いカウントで凡打に終わったからでしょう。

しかも今日の試合は、中盤までは接戦で緊張感が保たれ、大記録を意識しだした頃に追加点を奪うという完全試合のための理想的な試合展開だったのですが、せっかくのチャンスを逃してしまいました。

いかに進化したダルビッシュといえども、ノーヒット・ノーランであれば、今後数度はチャンスがあるでしょうが、完全試合となるともう一度あるかないかの千載一遇の好機だっただけに惜しまれます。

さらに悔やまれるのは、ヒットを打たれたのが初球のストレート系だったことでしょうか。もっとも、フォーシーム日本でいうと素直な直球ではないと思いますが、それにしても真っ直ぐ系だったのはどうなのでしょうか。

真っ直ぐ系でカウントを稼ぎ、最後はこの日よく切れていたカットボール、スライダーで仕留めようとしたのでしょうが、少し甘いコースだったように思います。最後の最後ですからダルビッシュも緊張したでしょうし、四球だけは避けたいという気持ちが働きますから、やむを得ないでしょうね。ただ、ボールに慣れた今年は相当な活躍が見込めそうな今日の投球内容でした。

マリナーズの岩隈も、昨年の立場とは異なり、開幕からローテーションに入りましたが、6回を1失点で勝利投手となりました。藤川も青木も良いスタートを切ったようですし、イチローは心配ありませんから、残るは明日先発予定の黒田ぐらいですかね。

一方で松坂、中島、田中は怪我などもあって苦戦しているようです。野手は体力面、パワー面で難しいでしょうね。イチローのような卓越した技術がないと通用しないようです。ミニイチロー版の青木が今季どれだけの成績を残すか注目です。

松坂は復活して欲しい気持ちはやまやまですが、限界が近づいているような気がします。ダルビッシュを見ていると、投手であっても、やはり体のサイズというのは大きな利点であることがわかります。

これまで日本ならともかく、MLBで180cmほどの小さな体でよく投げていたと思います。簡単に言えば、燃焼し尽くしたということだろうと思います。しかし日本でならば、まだ活躍出来ると思いますので、この際、帰ってくれば良いかなと思いますね。何はともあれ、今日の投球内容を見るに付け、ダルビッシュの進化は半端なく、怪我さえなければ、相当に活躍することが見込まれ、楽しみが増えました。




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どうする日本、どうなる世界

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